WanGoのブログ

WanGo 工房の出来事

物の価値

国産オールドリールの話です。

日曜の朝、犬の散歩のコースでフリーマーケットが開催されます。
時々覗いて懐かしいものを探したりします。

とある日曜日、ふと気になったリールが…
しかし、ベールが返らない、ハンドルが回らない。
聞いて見ました。おじさん、これいくら?

壊れてるね、こんなの何すんの?
100円でいいよ。

フリーマーケットの価値感は目茶目茶です。

そのリールがこれ!


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1952年のモデルも存在しますが、これはもう少し後のモデルだと思われます。
60歳近いのかな?


ベールやハンドルの不具合はは、糸が絡まっていただけでした。
固まっていたグリースを取り除いてあげたら
回転もスムーズになりました。



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何かに似ていると思いますか?



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マイナスネジ

切り替えレバーがオシャレ



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インスプールでいわゆるロケットベールです。

舶来の雰囲気ぷんぷんのリールです。



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ミッチェル304と2ショット
サイズこそ違いますが、似ています。

当時の日本の釣り具は舶来品のコピーが主流。
そうした幾つかのリールの混ぜ合わせだと思われます。



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プラスチックの部分がほとんど無い。
傷や塗装の剥がれも少ない感じですね。

こんなの何すんの?とおじさんは問いかけました。
確かに何するんでしょうって思いますが。

こんなののレベルは超えている様な気もします。

それではまた